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「インプラントって、どのくらい時間がかかるの?」と疑問に思っていませんか?インプラントは入れた瞬間に終わりではなく、顎の骨とインプラントが結合するまでの「待ち時間」があるため、治療期間が長くなりがちです。結論から言えば、上顎では一般的に6〜12か月、下顎では4〜6か月程度が治療期間の目安とされています(個人差があります)。この差が生まれるのは、上顎と下顎で骨の質・密度が大きく異なるためです。骨の状態によっては骨造成が必要となり、さらに期間が延びるケースもあります。この記事では、上顎・下顎それぞれの治療の流れと期間の目安、期間に影響する要因を順を追って解説します。
インプラントを検討しはじめた方から、「思ったより時間がかかりそうで迷っている」という声をよく耳にします。確かに、入れ歯やブリッジと比べると治療期間は長く感じられることがあります。しかし、その「待ち時間」には大切な意味があります。
インプラントは顎の骨に人工歯根(フィクスチャー)を埋め込み、骨と結合させてから人工歯(上部構造)を装着する治療法です。この「骨との結合(オッセオインテグレーション)」が起きるまでには、どうしても一定の時間が必要です。
よくある不安として、「仕事が忙しいのに何度も通えるか心配」「上顎と下顎で期間が違うと聞いたけど、なぜ?」「途中で仮歯での生活が長くならないか」といったものが挙げられます。これらの不安のほとんどは、治療の流れと期間の根拠を理解することで和らぎます。
また、「インプラントはとにかく時間がかかる」というイメージだけが先行してしまい、実際に自分のケースでどのくらいかかるのかが見えないと、踏み出しにくいものです。次のセクションから、上顎・下顎それぞれの期間の違いと、その理由を詳しく解説していきます。
インプラント治療期間の目安を語るうえで外せないのが、上顎と下顎の骨の性質の違いです。この違いが、治療期間に直接影響します。
顎の骨は、外側の硬い「皮質骨」と内側のスポンジ状の「海綿骨」から成り立っています。一般的に、下顎は骨が硬く密度が高い傾向があり、インプラントと骨が結合しやすいとされています。一方、上顎は骨が軟らかく、海綿骨の割合が多い傾向があるため、オッセオインテグレーション(骨結合)に時間がかかりやすいとされています(個人差があります)。
上顎の奥歯エリアには「上顎洞(じょうがくどう)」と呼ばれる空洞があります。歯を失った後に骨が吸収されると、上顎洞がさらに下に広がり、インプラントを埋め込むための骨の高さが不足することがあります。このような場合に行われるのが「上顎洞挙上術(サイナスリフト・ソケットリフト)」と呼ばれる骨造成の処置です。この処置を行うと、骨が安定するまでの治癒期間がさらに必要になります。
下顎は骨が比較的硬く、骨量が保たれやすい傾向があります。そのため、上顎に比べてオッセオインテグレーションの期間が短くなることが多いとされています。ただし、下顎にも「下歯槽神経」という重要な神経が走っており、インプラントを埋め込む位置や深さに細心の注意が必要です。骨量が不足している場合は下顎でも骨造成が必要になることがあります(個人差があります)。
インプラント治療は複数のステップに分かれています。各ステップでどのくらいの期間がかかるのか、上顎・下顎それぞれの目安とともに確認しましょう(いずれも個人差があります)。
初診でのカウンセリング、レントゲン・CT撮影による骨量・骨質の評価、全身疾患や服用薬の確認などを行います。骨造成が必要かどうか、どの部位・本数のインプラントが適切かを慎重に判断します。この段階を丁寧に行うことが、その後の治療の精度に直結します。
骨量が不足している場合、GBR法(骨誘導再生法)やサイナスリフト・ソケットリフトなどの骨造成を行います。上顎奥歯エリアはこの処置が必要になるケースが多く、治癒を待つために3〜9か月程度の期間が加わることがあります。骨造成とインプラント埋入を同時に行う「同時法」と、骨造成後に時間をおく「待機法」があり、どちらが適切かは骨の状態によります(個人差があります)。
顎の骨にインプラント体(人工歯根)を埋め込む手術を行います。その後、インプラント体と骨が生物学的に結合する「オッセオインテグレーション」が起きるまで待ちます。上顎は骨が軟らかいため、下顎より長い治癒期間が必要とされることが多いです。この待機期間中は仮歯や取り外し式の義歯で過ごすことが一般的です(個人差があります)。
| 項目 | 上顎 | 下顎 |
|---|---|---|
| 骨の硬さ・密度 | 比較的軟らかい | 比較的硬い |
| 骨結合の目安期間 | 3〜6か月程度 | 2〜4か月程度 |
| 骨造成が必要な場合の追加期間 | +3〜9か月程度 | +2〜6か月程度 |
| 総治療期間の目安 | 6〜12か月程度 | 4〜6か月程度 |
※ 上記はあくまで一般的な目安です。骨の状態・全身疾患・骨造成の有無・治療本数などにより個人差があります。
オッセオインテグレーションが確認できたら、歯茎を切開してインプラント体の頭部(ヒーリングアバットメント)を露出させる「二次手術」を行います(埋入と同時に行う「1回法」の場合は不要なケースもあります)。その後、歯茎が落ち着いたタイミングで型取りを行い、最終的な人工歯(クラウン)を装着します。二次手術から最終装着までは、おおよそ1〜2か月程度が目安です(個人差があります)。
「上顎は6〜12か月、下顎は4〜6か月」はあくまで目安であり、個人の状況によって大きく変わります。ここでは治療期間に影響する主な要因と、患者さんからよく聞かれる誤解を整理します。
期間が短くなりやすい条件
期間が長くなりやすい条件
「即日インプラント(即時荷重)」という言葉を耳にしたことがある方もいるかもしれません。これは抜歯と同日や、骨結合前の段階で仮歯まで装着する方法を指す場合があります。しかし、即時荷重が適応できるのは、骨の量・質・埋入位置など複数の条件を満たした場合に限られます。すべての患者さんに適応できるわけではなく、適応外で無理に行うと失敗リスクが高まる可能性があります。「早く終わる」という理由だけで選ぶのではなく、自分の骨の状態に合った治療計画であるかどうかを確認することが大切です(個人差があります)。
喫煙は血流を悪化させ、インプラント周囲の骨や歯茎の治癒を遅らせる可能性があります。オッセオインテグレーション不全のリスクが高まるとされており、治療期間が延びたり、インプラントが定着しにくくなるケースもあると報告されています。インプラント治療を検討している方は、担当医に禁煙についても相談するとよいでしょう。
⚠ 注意:自己判断で「もう骨がついたはず」と行動するのは危険です
オッセオインテグレーションが完了しているかどうかは、レントゲンや専門的な診査なしには判断できません。「痛みがない=くっついた」というわけではないため、指定された通院スケジュールを守ることが大切です。
東京都中央区八重洲、東京駅直結のノブデンタルオフィスでは、専門医5名体制でインプラントを含む難症例・口腔崩壊ケースにも対応しています。インプラント治療期間について不安を感じている方のために、当院のこだわりをご紹介します。
東京都中央区八重洲・東京駅直結のノブデンタルオフィスでは、専門医チームがあなたの骨の状態・ライフスタイルに合わせた治療計画をご提案します。セカンドオピニオンも歓迎しています。
👨⚕️ 理事長・北原信也(Dr. Nobu)よりひとこと
「インプラントの治療期間は、骨の状態によって一人ひとり異なります。上顎と下顎の違いだけでなく、その方の骨の質・全身の健康状態・生活習慣なども含めて総合的に判断することが大切です。当院では、審美・機能・構造のすべてのバランスを高い次元で実現するため、専門医チームで一人ひとりの治療計画を丁寧に立案しています。期間への不安も含めて、まずはご相談ください。私たちはあなたのお口の問題を『共に』解決してまいります。」