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「歯を1本治しても、またすぐ別の歯が悪くなる」。そんな悩みを繰り返していませんか?
実は、個別の歯を1本ずつ治療するアプローチでは、口腔全体のバランスが崩れたままになってしまうことがあります。そこで注目されているのが全顎治療(包括的治療)という考え方です。
全顎治療とは、噛み合わせ・見た目・歯や歯ぐきの土台まで含めて、口全体を設計し直す治療です。機能・審美・構造のすべてを高い次元で整えることを目指します。
この記事では、全顎治療の特徴・流れ・成功のポイントを、専門医の視点からわかりやすく解説します。東京駅八重洲に位置するノブデンタルオフィスでの取り組みも交えながら、ご説明します。
全顎治療は、一言で言えば「口全体を設計し直す治療」です。
従来の歯科治療は、痛みが出た歯・壊れた歯を1本ずつ対処する方法が主流でした。しかし、この方法には限界があります。1本を治しても、噛み合わせのバランスが崩れたままであれば、別の歯に過剰な負担がかかり、再び問題が起きやすくなります。
全顎治療では、そのような悪循環を根本から断ち切ることを目指します。具体的には、以下の3つの要素を統合的に整えます。
「たった1本の歯の状態が全身の健康に影響を与えることがある」という考えのもと、すべての治療で妥協のない姿勢を貫くことが、全顎治療の本質です。

特に、治療済みの歯が多く全体のバランスが崩れている方、噛み合わせまで含めて立て直したい方には、全顎治療が適していると考えられます。
症状の「奥」に目を向けることが、全顎治療の出発点です。
患者さんが感じている症状の奥に、別の根本原因が潜んでいるという前提で診療を進めます。たとえば、「歯が欠けやすい」という訴えの背景に、強い噛み合わせのズレや歯ぎしりの習慣が隠れていることがあります。表面的な修復だけでは、同じ問題が繰り返されてしまいます。
ノブデンタルオフィスでは、この原因追求型アプローチを徹底しています。診療の流れは以下の順序で進められます。
CTや模型を含む精密検査は、見えない部分の問題を可視化するために欠かせません。
コンサルテーションでは、資料を使いながら現状と治療計画をわかりやすくご説明します。「なぜその治療が必要なのか」を患者さんご自身が理解した上で進めることが、治療の成功につながると考えています。

いきなり大きな処置には入りません。
緊急性がない限り、まずブラッシング指導やプロフェッショナルクリーニングなどの初期治療から始めます。これは単なる準備ではなく、治療全体の成否を左右する重要なステップです。
虫歯や歯周病の原因となるバイオフィルム(歯の表面に形成される細菌の膜)や歯石を徹底的に除去することで、口腔内の環境を整えます。この土台づくりを怠ると、どれだけ精密な修復物を入れても、再び感染が起きてしまいます。
実際に、「以前の歯科医院で高額な治療を受けたのに、数年後にまた同じ問題が起きた」という経験を持つ患者さんが来院されることがあります。そのような方の多くは、初期治療が不十分なまま補綴処置に進んでいたケースです。初期治療を丁寧に行うことで、その後の治療の持続性が大きく変わります。
初期治療の主な内容は以下の通りです。
この段階を経てから、補綴・矯正・インプラントなどの本格的な治療計画に進みます。
インプラントを組み合わせた全顎的な治療の詳細は、こちらをご覧ください。
1人の歯科医師だけでは、全顎治療の限界があります。
ノブデンタルオフィスでは、インターディシプリナリーアプローチ(複数領域の専門医が連携する治療体制)を採用しています。審美治療・補綴・保存・矯正・歯科麻酔など、複数の専門領域を持つドクターが同じフロア内で連携しながら治療にあたります。
インターディシプリナリーアプローチとは、複数の専門分野を横断して統合的に治療計画を立てる手法です。各専門医が独立して動くのではなく、患者さん1人のために情報を共有し、最適な治療の順序と方法を議論しながら進めます。
この体制を支えるのが、TEAM TOKYOという連携専門歯科治療グループです。審美歯科専門ドクターだけでなく、歯肉・根管治療を専門とするドクター、矯正専門ドクターが参加し、より専門的な知見に基づく細やかな治療を提供しています。
理事長の北原は、世界のトップデンティスト100名のみが入会を許されると言われるAmerican Academy of Esthetic Dentistryの日本人で3人目の会員です。また、TEAM東京の中心人物として、日本で初めてのインターディシプリナリーアプローチを形にした実績があります。

専門医が同じフロア内で連携できる体制は、治療スピードの向上にもつながります。複数の専門医に別々の医院を受診する必要がなく、一貫した治療計画のもとで効率よく進められます。
「見た目だけ」「噛み合わせだけ」という部分的な改善では、長期的な安定は得られません。
全顎治療では、機能・審美・構造の3つを同時に設計します。たとえば、審美的に美しいセラミック修復を行う場合でも、噛み合わせのバランスが整っていなければ、修復物が割れたり、周囲の歯に負担がかかったりします。逆に、噛み合わせを整えても、見た目が改善されなければ患者さんの満足度は上がりません。3つの要素を統合的に考えることが、長期的な成功の鍵です。
最終的な修復物を入れる前に、仮歯で噛み合わせと見た目を確認するプロセスが重要です。
仮歯の段階で実際に使用してみることで、噛み合わせの違和感・発音への影響・審美的な満足度を事前に確認できます。問題があれば仮歯の段階で調整し、最終修復物の精度を高めます。このプロセスを省略すると、最終修復後に問題が発覚し、やり直しが必要になるリスクがあります。
治療が完了したら終わりではありません。
全顎治療で整えた口腔環境を長期にわたって維持するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。プロフェッショナルクリーニングや噛み合わせのチェックを継続することで、再発リスクを最小限に抑えられます。治療後のメンテナンス計画についても、治療開始前に確認しておくことをお勧めします。
「歯科治療が怖い」という方も、安心してご相談ください。
全顎的な治療が必要で不安が強い患者さんには、歯科麻酔医の管理下での静脈内鎮静法を使用する場合があります。静脈内鎮静法とは、点滴から鎮静薬を投与することで、うとうとした状態で治療を受けられる方法です。意識はありますが、治療中の恐怖感や不快感が大幅に軽減されます。
また、ノブデンタルオフィスでは完全個室診療とクローズドな導線設計を採用しています。他の患者さんと顔を合わせることなく、プライバシーが完全に守られた空間で治療を受けることができます。「人に知られたくない」「ゆっくり話を聞いてほしい」という方にも、安心して来院いただける環境を整えています。

どうしても歯科治療への恐怖心が強く、長年受診を避けてきた方も、まずはご相談だけでも構いません。患者さんのペースに合わせて、無理のない形で治療を進めることができます。
以下のような状況に当てはまる方は、全顎治療を検討する価値があります。
全顎治療を検討する際、初回相談でしっかり確認しておくと判断しやすくなります。
これらの点を事前に確認することで、治療への理解が深まり、安心して進めることができます。
全顎治療は、「壊れた歯を直す」のではなく、「口全体を設計し直す」治療です。
原因追求型のアプローチ、初期治療からの丁寧な段階的進行、インターディシプリナリーな専門医連携。これらが組み合わさることで、機能・審美・構造のすべてを高い次元で整えることが可能になります。
再発しにくく、壊れにくく、長持ちする口腔環境を手に入れることは、全身の健康にもつながります。
お口全体のことでお悩みでしたら、一人で抱え込まずにご相談ください。
ノブデンタルオフィスでは、患者さんのご要望と状態に合わせたオーダーメイドの治療計画を立案します。セカンドオピニオンも受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
東京駅八重洲口から徒歩2分の立地で、完全個室・プライバシー完全保護の環境でお待ちしています。
きたはら のぶや
北原 信也

一口腔単位での診療を行うことで、審美性・機能性の双方を解決することができるだけでなく、長期的なトラブルを回避することができます。
治療とメンテナンスの両輪を回し、患者さんの健康に寄与できる存在であり続けたいと考えています。
一本の歯の治療から全身の健康づくりに大きく貢献できる素晴らしい職業が歯科医師であるが故の責任と、そこから育まれる患者さまとの信頼関係づくりです。
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