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歯の根本原因を見つける方法|精密検査で分かる7つのポイント

「治療したのに、また痛くなった」-そんな経験はありませんか?

実は、歯の不調が繰り返される背景には、表面に見える症状だけを治療してきたという原因が潜んでいることが少なくありません。虫歯を削って詰めた。歯石を取った。それでも数ヶ月後にまた同じ場所が痛む。こうしたケースでは、根本原因がまだ解決されていない可能性があります。

歯科医師として日々診療していると、「もっと早く来てくれれば」と感じる場面が多くあります。患者さんが感じている症状の場所と、実際の原因が別の場所にあることは珍しくないのです。だからこそ、精密な検査で根本原因を特定することが、長く健康な口腔環境を保つための第一歩になります。

この記事では、歯の根本原因を見つけるための精密検査の内容と、診断プロセスで分かる7つのポイントを詳しく解説します。

ノブデンタルオフィス|東京・八重洲

症状が繰り返す方、原因を多角的に調べるご相談を承っております。

月〜土 9:30〜18:30|日曜定休

なぜ「根本原因」を見つけることが重要なのか

症状だけを追う治療には限界があります。

たとえば、奥歯が痛いと感じて受診した患者さんが、実際には噛み合わせのバランスが崩れていたために特定の歯に過剰な力がかかり続けていた——というケースがあります。その歯だけを治療しても、噛み合わせという根本原因が残っていれば、別の歯が同じ状態になるのは時間の問題です。

口腔内は、すべての歯・歯肉・顎骨・噛み合わせが連動しています。1本の歯の状態が、隣接する歯や対合する歯、さらには顎関節や全身の健康にまで影響を与えることがあります。だからこそ、口全体を設計する視点で検査を行うことが不可欠なのです。

「原因解決型歯科治療」という考え方があります。これは、今見えている問題だけでなく、なぜその問題が起きたのかという原因を特定し、再発しない状態を目指す治療アプローチです。ノブデンタルオフィスでは、この考え方を診療の根幹に据えています。

精密検査で分かる7つのポイント

① 虫歯の有無と進行度

最も基本的な検査項目です。

ただし、単に「虫歯があるかどうか」を確認するだけでは不十分です。虫歯の進行度、神経への影響、隣接面(歯と歯の間)の見えにくい虫歯まで、精密に評価することが重要です。レントゲンや口腔内写真を組み合わせることで、目視では確認しにくい部位の状態も把握できます。

② 歯周病の状態(歯周ポケット検査)

歯周病は「静かな病気」とも呼ばれます。

痛みなどの自覚症状がないまま進行し、気づいたときには歯を支える骨(歯槽骨)が大きく失われているケースも少なくありません。精密検査では、歯周ポケットの深さを1本の歯につき4〜6ヶ所測定します。深さが1〜3mmであれば健康な状態、4〜5mmで中等度、6mm以上では重度の歯周炎と判断されます。また、プローブ挿入時の出血の有無(BOP)や歯の動揺度も評価します。歯の動揺が大きいほど、歯槽骨の破壊が進んでいる可能性があります。

③ レントゲン・CT検査による骨の状態

レントゲンは、歯の根の先や骨の状態を確認するために欠かせません。

パノラマレントゲンでは口全体の概要を把握し、デンタルレントゲンでは特定の歯を詳細に確認します。さらに必要に応じてCT(コーンビームCT)を撮影することで、3次元的な骨の形態や根管の形状、病変の広がりを正確に把握できます。平面的なレントゲンでは見えにくかった問題が、CTによって初めて明確になることがあります。

④ 噛み合わせ(咬合)の評価

噛み合わせのバランスは、歯の寿命に直結します。

特定の歯に過剰な力がかかり続けると、その歯が割れたり、歯周病が局所的に悪化したりするリスクが高まります。噛み合わせの評価では、上下の歯がどのように接触しているか、左右のバランスはとれているか、顎の動きに問題はないかを確認します。必要に応じて模型を作製し、口腔外でも詳しく分析します。

⑤ 歯の根の状態(根管の評価)

歯の根の中の問題は、見た目には分かりません。

根管内に細菌感染が起きていたり、根の先に炎症(根尖病変)があったりする場合、レントゲンやCTで確認することが必要です。過去に根管治療を受けた歯でも、治療が不完全であれば再感染が起きていることがあります。こうした「見えない問題」を見逃さないことが、根本原因の特定において非常に重要です。

⑥ 将来的なリスクの予測

精密検査は「今の状態」だけでなく「将来の問題」も予測します。

歯周病の進行リスク、虫歯になりやすい部位、噛み合わせの変化による影響など、現時点では症状がなくても将来的に問題になりうる箇所を事前に把握することができます。これにより、予防的なアプローチを治療計画に組み込むことが可能になります。

⑦ 口腔全体の設計(総合的な評価)

7つ目のポイントは、全体像の把握です。

個々の歯の状態を評価するだけでなく、口腔全体をひとつのシステムとして捉え、どのような治療の優先順位で進めるべきかを設計します。根管治療が先か、矯正が先か、歯周病の安定化が先か -この順序を誤ると、治療の効果が十分に発揮されないことがあります。精密検査によって全体像を把握することで、最も効果的な治療計画を立案できます。

精密検査・診断の詳細は、当院へご相談いただくことで個別にご案内します。

ノブデンタルオフィスの口腔ドック——精密検査の実際の流れ

ノブデンタルオフィスでは、「口腔ドック」という形で精密な初診精査を行っています。

単なる虫歯チェックではありません。隠れた原因まで探すための、包括的な検査です。実際の流れを順を追って説明します。

STEP 1:問診

まず、患者さんのお話をしっかりお聞きします。

「どこが痛いか」だけでなく、「いつから」「どんなときに」「どの程度」という情報が、根本原因を探る重要な手がかりになります。過去の治療歴や全身疾患、服用中のお薬なども確認します。問診の質が、その後の検査の精度を大きく左右します。

STEP 2:虫歯・歯周病の検査

口腔内を詳細に確認します。

歯周ポケットの深さを各歯の複数箇所で測定し、出血の有無、歯の動揺度、プラーク(歯垢)の付着状況を記録します。これにより、歯周病の進行度と原因を正確に把握します。

STEP 3:レントゲン・口腔内写真撮影

視覚的な記録を残します。

レントゲンでは骨の状態や根の先の病変を確認し、口腔内写真では歯肉の色や形態、歯の位置関係を記録します。写真は治療前後の比較にも活用されます。

STEP 4:CT・模型作製(必要に応じて)

より精密な評価が必要な場合に実施します。

CTでは3次元的な骨の形態や根管の構造を把握し、模型作製では噛み合わせを口腔外で詳しく分析します。これにより、レントゲンだけでは見えなかった問題が明らかになることがあります。

STEP 5:現状説明とコンサルテーション

検査結果をもとに、丁寧にご説明します。

集めた資料を見ながら、現在の口腔内の状態、問題の原因、将来的なリスクをわかりやすくお伝えします。そのうえで、患者さんのご希望と医院側の提案をすり合わせ、最も納得できる治療プランを一緒に決めていきます。「説明を聞いて初めて、自分の口の中の全体像が分かった」とおっしゃる患者さんが多くいらっしゃいます。

「今悪い歯を見るだけではなく、噛み合わせ・歯周病リスク・将来起こりうる問題まで含めて、口全体を設計するための検査」-これがノブデンタルオフィスの口腔ドックの本質です。

メディカルトリートメントモデルとは何か

ノブデンタルオフィスが採用している「メディカルトリートメントモデル」は、口腔内のリスクを明らかにしたうえで、治療と予防を一体的に組み立てるアプローチです。

従来の歯科治療は、問題が起きてから対処する「対症療法」が中心でした。しかし、このモデルでは精密検査によってリスクを先に把握し、問題が起きる前に手を打つことを重視します。また、治療後のメンテナンス計画まで含めた、長期的な口腔健康の維持を目指します。

口腔ドックの結果に応じて、根管治療・矯正治療・審美治療・インプラントなど、必要な専門治療を組み合わせた総合的な提案につながることもあります。これは、ひとつの医院内で複数の専門領域をカバーできる体制があるからこそ実現できることです。

TEAM東京とインターディスプリナリーアプローチ

ノブデンタルオフィスは、TEAM東京の意思と技術を受け継ぐフラッグシップ・デンタルクリニックです。

TEAM東京は、各専門分野を持つ歯科医が集結した連携専門歯科治療グループです。2012年に1フロアに3つの専門領域の歯科医院を集結させ、日本で初めてインターディスプリナリーアプローチを実現させた組織です。

インターディスプリナリーアプローチとは——

複数の専門領域を持つ歯科医師が、ひとつの症例に対して意見を持ち寄り、世界水準の歯科医療を実現するアプローチです。審美歯科専門のドクターだけでなく、歯肉・根管治療を専門とするドクター、矯正専門ドクターが連携して診療にあたります。

同じフロアに審美・修復治療、根管治療、矯正治療、口腔ケアのオフィスが集まっており、ひとつの治療に複数の歯科医が関わることが可能です。「たった1本の歯の状態が全身の健康に影響を与えることがある」という考えのもと、すべての治療で妥協のない姿勢を貫いています。

表面に見える症状だけでなく、見えない症状や将来的な問題点までカバーできる——これがこの体制の最大の強みです。

精密検査を受ける前に確認しておきたいこと

口腔ドックを検討している方に、事前に確認しておくと安心なポイントをお伝えします。

  • 口腔ドックでどこまで検査するか:問診・虫歯歯周病検査・レントゲン・口腔内写真が基本です。
  • CTや模型検査は含まれるか:必要に応じて追加されます。事前に確認しておくと安心です。
  • 検査後に治療計画の説明時間があるか:ノブデンタルオフィスでは、資料を見ながら丁寧にご説明する時間を設けています。
  • 保険診療の範囲か、自費の精密検査になるか:検査内容によって異なります。詳細は受診時にご確認ください。

「どこまで調べてもらえるのか分からなくて不安」という方も、まずはご相談いただければ、状況に合わせてご案内します。一人で悩まずに、お気軽にお声がけください。

まとめ——根本原因を知ることが、長く使える歯への第一歩

歯の不調を繰り返さないためには、症状の裏にある根本原因を特定することが不可欠です。

精密検査では、虫歯・歯周病・噛み合わせ・根の状態・将来的なリスクまで、口腔全体を設計する視点で評価します。ノブデンタルオフィスの口腔ドックは、まさにその「根本原因を見つけるための精密な初診精査」です。

問診から始まり、歯周病検査・レントゲン・口腔内写真・CT・模型作製を経て、資料を見ながらの丁寧なコンサルテーションへ。患者さんのご希望と医院の提案をすり合わせながら、最も納得できる治療プランを一緒に決めていきます。

お口のことでお悩みになられたら、一人で悩まずにいつでもご相談ください。しっかりとお話をお聞きしながら、患者さんのご要望に即した理想的な治療計画を立案します。セカンドオピニオンも受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

ノブデンタルオフィスは、東京駅八重洲北口から徒歩1分の立地にあります。女性医師在籍、日曜診療も行っておりますので、お忙しい方もご利用いただきやすい環境を整えています。

▶ ノブデンタルオフィス(東京都中央区八重洲1-7-20 八重洲口会館1階)

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著者情報

  • 理事長

きたはら のぶや

北原 信也

診療に対するこだわり

一口腔単位での診療を行うことで、審美性・機能性の双方を解決することができるだけでなく、長期的なトラブルを回避することができます。
治療とメンテナンスの両輪を回し、患者さんの健康に寄与できる存在であり続けたいと考えています。

患者さんへメッセージ

一本の歯の治療から全身の健康づくりに大きく貢献できる素晴らしい職業が歯科医師であるが故の責任と、そこから育まれる患者さまとの信頼関係づくりです。

経歴

  • 日本大学松戸歯学部卒業
  • TEAM東京 ・ノブレストラティブデンタルオフィス 開業
  • 日本大学客員教授(松戸歯学部)
  • 昭和大学歯学部客員教授

所属

  • 東京SJCD
  • 日本臨床歯科医学会 指導医
  • 日本歯科保存学会 専門医
  • 日本歯科審美学会 認定医
  • Tokyo Function and Esthetic Dentistry

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