インプラント

口腔内の検査（虫歯・歯周病）や残存歯の状態、咬合関係について細かく検査します。
また、CTスキャンによる骨密度や骨量、その他の問題の有無を見ていきます。
検査結果を踏まえて、治療計画を立案します。

まず検査結果の詳細をご説明致します。
ご自身の状態を十分にご理解頂いた後、治療計画のご説明を行います。
このとき、質疑応答を十分に行い、患者さんの希望をお伺いしながら治療計画を更に練り込んでいきます。

麻酔を行います。（静脈内鎮静法を選択された場合は、麻酔医が担当します。）
麻酔がきちんと効いたのを確認した後、オペを開始致します。
一次オペの目的はインプラント埋入です。麻酔〜埋入までの所要時間は45分〜1時間程度です。

インプラントと骨が結合するまで、2〜3ヶ月程度要します。
その間、抜糸や仮歯をしていればその調整を行います。

無事に骨結合が確認できたら、インプラントの頭出しを行い、アバットメントと呼ばれる、人工歯根と上部構造をつなぐ役割をするネジのようなものを装着していきます。その後、1〜2週間程度経過観察を行います。

上部構造（被せ物）を作製するための型取りをします。
型取り後、歯科技工士による上部構造の作製段階に入るため、完成するまでの間は仮歯を装着します。

完成した上部構造をセットし、咬み合わせの調整をしたら完了です。
インプラントは天然歯に比べ、歯周病のリスクが高くなるので、セルフケア方法などを十分にご説明致します。

インプラントのメンテナンスはとても重要です。
天然歯と違い歯根膜と呼ばれるクッションやバリアの役割をする組織がないため、インプラント粘膜炎・周囲炎や対合歯への強い負担が懸念されます。定期メンテナンスを通してインプラントに問題が起こらないようにしていきましょう。