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骨が少ない場合もインプラントは可能?治療判断のポイント

「骨が少ないからインプラントは無理だと言われた」——そんな言葉を受けて、治療を諦めてしまっている方がいます。でも、それは本当に正しい判断でしょうか。

骨量が不足しているケースでも、骨造成術などの技術を組み合わせることで、インプラント治療が可能になる場合があります。大切なのは、諦める前に正確な情報を知ることです。この記事では、骨が少ない場合のインプラント治療の判断基準や、骨造成の方法、そして治療を成功させるためのポイントについて詳しく解説します。

ノブデンタルオフィス|東京・八重洲

骨の状態が心配な方も、まずはご相談から承っております。

月〜土 9:30〜18:30|日曜定休

骨が少ないとインプラントができない理由とは

インプラントは、顎の骨(顎骨)に人工歯根を埋め込む治療です。骨にしっかりと固定されることで、天然歯と同等の機能と審美性を発揮します。この固定のプロセスをオッセオインテグレーション(骨結合)と呼びます。チタン製のインプラント体が顎骨と生物学的に一体化する現象で、この結合が成立することで、インプラントは強い咬合力にも耐えられる安定した支台となります。

骨量が不足していると、インプラントを埋め込む物理的なスペースが確保できません。また、骨の厚みや高さが不十分だと、埋入後に骨結合が得られにくくなり、インプラントが安定しないリスクが高まります。

骨が少なくなる原因は、主に以下のようなものが挙げられます。

長期間にわたる歯の欠損
歯周病による骨吸収
抜歯後の骨萎縮
加齢による骨密度の低下
外傷や感染症による骨の喪失

歯を失った後、そのまま放置すると顎骨は徐々に吸収されていきます。これが「骨が少ない」状態を引き起こす最も一般的な原因です。

骨が少ない場合でもインプラントは可能か

結論から言えば、多くのケースで可能です。「骨がないからインプラントは無理」と言われてしまった方も、諦めないでください。骨造成術と呼ばれる技術を用いることで、骨量を増やしてからインプラントを埋入することができます。ただし、全身疾患の状態、骨の質、残存骨量の程度によっては、インプラント治療自体が適応外となる場合もあります。だからこそ、まず精密な検査と診断が必要なのです。

治療可否を判断するための検査内容

当院では、以下の検査を通じて骨の状態を詳細に把握します。

CTスキャン:骨密度・骨量・神経や血管の位置を三次元的に確認
口腔内検査:虫歯・歯周病の有無、残存歯の状態を確認
咬合検査:噛み合わせのバランスを評価
全身状態の確認:糖尿病・骨粗しょう症・服薬状況などを把握

CTスキャンによる精密な骨量測定は、治療計画の根幹となります。骨の高さ・幅・密度を数値で把握することで、骨造成が必要かどうか、どの術式が適切かを判断できます。「骨が少ない」という事実は、インプラントを諦める理由にはなりません。どのように対応できるかを一緒に考えることが、私たちの役割です。

骨造成術の種類と特徴

骨造成術には、いくつかの代表的な方法があります。当院では、患者さんの骨の状態や欠損部位に応じて、最適な術式を選択しています。

GBR法(骨誘導再生法)

GBR(Guided Bone Regeneration)は、骨再生誘導法とも呼ばれる術式です。骨が不足している部分に骨補填材を充填し、特殊なメンブレン(遮断膜)で覆うことで、骨の再生を促します。メンブレンが軟組織の侵入を防ぎ、骨が再生するためのスペースを確保する仕組みです。比較的広い範囲の骨欠損に対応できる汎用性の高い術式で、インプラント埋入と同時に行う場合と、骨造成後に改めてインプラントを埋入する場合があります。

サイナスリフト

上顎の奥歯付近に適応される術式です。上顎の奥歯の上には上顎洞(副鼻腔)と呼ばれる空洞があります。上顎洞の底部を持ち上げて骨補填材を充填し、インプラントを埋入するための骨量を確保します。上顎の骨が大きく不足しているケースに有効で、骨造成量が多く必要な場合に選択されます。

ソケットリフト

サイナスリフトと同様に上顎洞底を挙上する術式ですが、アプローチ方法が異なります。インプラントを埋入する穴(ソケット)から器具を挿入して上顎洞底を押し上げる方法で、侵襲が比較的小さいのが特徴です。骨の不足量がサイナスリフトほど多くない場合に適応されます。

術式の選択基準

どの術式を選ぶかは、骨の欠損量・欠損部位・患者さんの全身状態などを総合的に判断して決定します。当院では難症例の場合、経験豊富な理事長と連携して対応する体制を整えています。一人で抱え込まず、チームで最善の治療を提供することを大切にしています。

骨造成を伴うインプラント治療の流れ

骨造成が必要なケースでは、通常のインプラント治療よりも治療期間が長くなります。あらかじめ流れを把握しておくことで、治療への不安を減らし、スムーズに進めることができます。

STEP 1:精密検査・診断

CTスキャンを含む精密検査を行い、骨量・骨密度・神経の位置などを詳細に把握します。この段階で治療計画の骨格が決まります。

STEP 2:カウンセリング・治療計画の説明

検査結果をもとに、治療計画を丁寧にご説明します。骨造成が必要かどうか、どの術式が適切か、治療期間はどのくらいかかるかなど、疑問点をすべて解消してから治療に進みます。

STEP 3:骨造成手術

GBR・サイナスリフト・ソケットリフトなど、適切な術式で骨造成を行います。インプラント埋入と同時に行う場合と、骨の回復を待ってから埋入する場合があります。

STEP 4:骨の回復期間

骨造成後、骨が十分に再生・成熟するまでの期間が必要です。術式や骨の状態によって異なりますが、数ヶ月程度を要することが一般的です。

STEP 5:インプラント埋入(一次オペ)

骨の状態が整ったら、インプラントを埋入します。麻酔からインプラント埋入までの所要時間は、45分〜1時間程度です。

STEP 6:骨結合の確認・二次オペ

インプラントと骨が結合するまで2〜3ヶ月程度待ちます。骨結合が確認できたら、アバットメント(連結部品)を装着する二次オペを行います。

STEP 7:上部構造(人工歯)の装着

型取りを行い、歯科技工士が作製した上部構造をセットします。咬み合わせを調整して、治療完了です。

STEP 8:定期メンテナンス

インプラントは天然歯と異なり、歯根膜がありません。そのため、インプラント周囲炎などのリスクに対して定期的なメンテナンスが非常に重要です。長期的に良好な状態を維持するために、定期的なケアを継続しましょう。

当院のインプラント治療の詳細は、こちらからご確認いただけます。

精度の高い治療を支えるサージカルガイド

骨が少ないケースでは、治療の精度がより一層重要になります。当院では、すべてのインプラント治療においてサージカルガイドを必ず使用しています。

サージカルガイドとは、CTデータをもとに作製された手術用のガイド装置です。事前にシミュレーションした通りの位置・角度・深さでインプラントを埋入するために使用します。神経や血管を避けながら、最適な位置に正確に埋入することが可能になります。骨量が少ないケースや骨造成を行ったケースでは、埋入位置の精度がインプラントの長期的な安定に直結します。

不安な方には静脈内鎮静法という選択肢

骨造成を伴う治療は、通常のインプラント治療よりも手術時間が長くなることがあります。「手術が怖い」「長時間の治療に不安がある」という方には、静脈内鎮静法という選択肢があります。

静脈内鎮静法とは
点滴で鎮静薬を投与することで、うとうとした状態で治療を受けられる麻酔法です。意識はあるものの、手術中の記憶がほとんど残らないため、恐怖感や不快感を大幅に軽減できます。

当院には歯科麻酔医が在籍しており、手術中も麻酔管理を責任を持って担当します。歯科麻酔医が在籍している歯科医院は実は多くありません。安心して治療に臨んでいただける環境を整えています。

年齢と人生観を考慮した治療計画が最も重要

骨造成が技術的に可能であっても、「すべきかどうか」は別の問題です。30代の方であれば、まず根管治療や自家歯牙移植(歯の移植)で天然歯を残す方法を模索することが優先されます。天然歯にはインプラントにはない「歯根膜」があり、噛む力のセンサーや細菌の侵入を防ぐ役割を果たしています。どれだけ優れたインプラントでも、天然歯には及ばないのです。

一方、50代以降で天然歯の保存が難しいケースでは、インプラントにすることで機能の維持やコストパフォーマンスの面で有利になることもあります。また、将来的に介護が必要になることも考慮すべき重要な視点です。インプラントが多く入っている場合、介護が必要になったときのメンテナンスが困難になる可能性があります。そのような場合は、インプラントを最小限に抑えたインプラントデンチャーを提案することで、快適な咀嚼とメンテナンスのしやすさを両立できます。

当院では、患者さんの年齢・ライフスタイル・価値観を丁寧にお聞きしながら、長期的な視点で最善の治療計画を立案します。

ノブデンタルオフィスが骨が少ない方に対応できる理由

口腔外科医・歯科麻酔医による管理体制

当院では、口腔外科医と歯科麻酔医がインプラント治療を管理しています。骨造成を伴う複雑な手術においても、専門的な知識と技術をもって対応します。難症例の場合は、経験豊富な理事長と連携して治療にあたります。

手術専用室による感染管理

院内に手術専用室を設置しており、院内感染を最大限に防止した環境で治療を行います。骨造成手術は清潔な環境が特に重要です。

歯内療法専門医による天然歯温存の検討

インプラントの前に、まず天然歯を残せないかを検討します。当院には歯内療法専門医が在籍しており、根管治療や自家歯牙移植の可能性を丁寧に探ります。

TEAM TOKYOによる専門医連携

当院は「TEAM TOKYO」と呼ばれる連携専門歯科治療グループの一角を担っています。各専門分野を持つ歯科医が集結したグループ内の連携により、複雑なケースにも対応できる体制を整えています。

まとめ:骨が少なくても、まず相談を

骨が少ないからといって、インプラントを諦める必要はありません。GBR・サイナスリフト・ソケットリフトなどの骨造成術を組み合わせることで、多くのケースでインプラント治療が可能になります。大切なのは、精密な検査と診断のもとで、患者さんの状態に合った治療計画を立てることです。

「他院でインプラントは難しいと言われた」「骨が少ないと診断された」という方も、ぜひ一度ご相談ください。セカンドオピニオンも受け付けています。お口のことでお悩みになられたら、一人で悩まずにいつでもご相談ください。

📍 東京都中央区八重洲1-7-20 八重洲口会館1階(東京駅八重洲北口・八重洲地下街17番街出口 目の前)
📞 03-6225-5888
🕐 月〜土 9:30〜12:30 / 14:00〜18:30(月1回不定期で日曜16:00まで)

ノブデンタルオフィス|東京・八重洲

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監修医師プロフィール

著者写真

北原信也(理事長)

日本大学松戸歯学部卒業
TEAM東京 ・ノブレストラティブデンタルオフィス 開業
日本大学客員教授(松戸歯学部)
昭和大学歯学部客員教授

資格・所属学会:東京SJCD、日本臨床歯科医学会 指導医、日本歯科保存学会 専門医、日本歯科審美学会 認定医、Tokyo Function and Esthetic Dentistry

※ 本記事は医療広告ガイドラインに基づき、監修のもと作成しています。治療の効果・費用・期間には個人差があります。詳細は必ず医師にご確認ください。

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