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インプラントは何本必要?欠損本数ごとの考え方を解説

「歯を何本か失ったけれど、インプラントは何本入れればいいの?」そんな疑問を抱えたまま、一人でネットを調べ続けている方は少なくありません。

欠損した歯の本数によって、インプラントの本数や治療方針は大きく変わります。「1本失ったら1本入れる」とは限らないのが、インプラント治療の奥深いところです。患者さんの年齢・骨の状態・将来のライフスタイルまで考慮して、最適な本数と治療計画を立てることが何より重要です。この記事では、欠損本数ごとのインプラント本数の考え方を、口腔外科医の視点からわかりやすく解説します。

ノブデンタルオフィス|東京・八重洲

インプラントの本数や治療計画について、個別にご案内しております。

月〜土 9:30〜18:30|日曜定休

インプラントの本数は「欠損本数=必要本数」ではない

インプラントは、失った歯の本数と同じ数だけ埋入しなければならない、というわけではありません。ブリッジの支台として使ったり、入れ歯を固定するアンカーとして活用したりと、インプラントには多様な役割があります。そのため、欠損が複数本あっても、インプラントの本数を最小限に抑えながら機能を回復できるケースも多くあります。

大切なのは、「何本入れるか」よりも「どんな治療計画を立てるか」です。

患者さんの年齢・骨量・全身状態・将来の介護リスクまで含めて考えることが、本当の意味での最適なインプラント治療につながります。

欠損1本の場合:基本は1本のインプラント

1本欠損の標準的な対応

1本だけ歯を失った場合、最もシンプルな選択肢は1本のインプラントを埋入することです。インプラントは天然歯と同様に自立しているため、隣の歯を削る必要がありません。ブリッジのように健康な歯に負担をかけず、将来的に健康な歯が抜歯になるリスクを軽減できるという大きなメリットがあります。見た目も自然で、噛む力もしっかり回復できます。

天然歯を残す選択肢も必ず検討する

ただし、インプラントの前に必ず確認してほしいことがあります。「本当にその歯は残せないのか?」という問いです。インプラントがどれだけ優れた治療であっても、天然歯にはかないません。天然歯には「歯根膜」という組織があり、噛む力のセンサーや細菌の侵入を防ぐバリアとして機能しています。インプラントにはこの歯根膜がないため、感覚や防御機能の面でどうしても差が生まれます。

根管治療や自家歯牙移植(歯の移植)で歯を残せる可能性があるなら、まずその選択肢を模索することが大切です。当院には歯内療法専門医が在籍しており、天然歯を残す方法を徹底的に検討した上でインプラントをご提案しています。

欠損2〜3本の場合:インプラントブリッジという選択肢

連続した欠損にはブリッジ型が有効

2〜3本が連続して欠損している場合、すべての欠損部位に1本ずつインプラントを入れる必要はありません。2本のインプラントを支台として、その間に人工歯(ポンティック)を架け渡す「インプラントブリッジ」という方法があります。たとえば3本連続欠損でも、両端に1本ずつ計2本のインプラントを埋入し、3本分の歯を補うことが可能です。これにより、インプラントの本数を抑えながら、しっかりとした咬合機能を回復できます。

骨の状態によって本数が変わることも

ただし、骨の量や密度によっては、計画通りの本数では支えきれないと判断されるケースもあります。CTスキャンで骨密度・骨量を詳細に確認した上で、最終的な埋入本数を決定することが不可欠です。骨が不足している場合は、サイナスリフト・ソケットリフト・GBR(骨誘導再生法)といった骨造成処置を組み合わせることで、インプラントが可能になるケースも多くあります。

「骨がないからインプラントは無理」と言われた方も、ぜひ一度ご相談ください。骨造成に対応した専門体制で、あきらめずに最善策を探します。

多数歯欠損・全顎欠損の場合:インプラントデンチャーという考え方

すべての歯を失った場合の選択肢

多数の歯を失った場合、あるいは全顎欠損(総入れ歯が必要な状態)の場合は、インプラントの本数をどう設定するかが特に重要になります。全顎に対してすべての歯の本数分のインプラントを埋入することは、身体的・経済的な負担が非常に大きくなります。そこで注目されるのが「インプラントデンチャー」という治療法です。

インプラントデンチャーとは
少数のインプラントを土台として入れ歯を固定する方法です。たとえば下顎に2〜4本のインプラントを埋入し、その上に入れ歯を固定することで、従来の総入れ歯と比べて格段に安定した咀嚼機能を実現できます。インプラントの本数を最小限に抑えながら、快適な噛み心地とメンテナンスのしやすさを両立できる点が大きな特徴です。

将来の介護を見据えた治療計画が重要

いずれ誰かの力を借りて生活する日が来るかもしれない——そのとき、口の中のメンテナンスはどうなるでしょうか?インプラントが多く入っている状態では、介護士さんによるケアが難しくなることがあります。患者さんの年齢や将来のライフスタイルを考慮したとき、インプラントを最小限に抑えたインプラントデンチャーのほうが、長期的に見て快適かつ管理しやすい選択になることも少なくありません。

「今だけ良ければいい」という治療計画は、将来に問題を残すリスクがあります。だからこそ、患者さんの年齢と人生観を大切にした治療計画を立てることが、当院が最も重視していることです。

当院のインプラント治療の詳細・費用は、こちらからご確認いただけます。

年齢によってインプラントの価値は変わる

30代と50代では判断が異なる

インプラントは半永久的に使えると言われますが、「永久に」使えるわけではありません。この観点から考えると、30代の患者さんと50代の患者さんでは、インプラントの価値や重みが大きく変わります。

30代の方:まだ天然歯を活用できる可能性が高い。根管治療や歯の移植で歯を残す選択肢を優先的に検討することが望ましいです。
50代以降の方:望みのない歯を無理に残すよりも、インプラントにしたほうが機能の維持やコストパフォーマンスの面で有利になるケースがあります。

年齢と人生観を踏まえた治療計画こそが、最も重要な要素です。

納得できるまで話し合うことが大切

当院では、検査結果の詳細説明とカウンセリングを丁寧に行い、患者さんの希望をしっかりお聞きしながら治療計画を練り込んでいきます。セカンドオピニオンも受け付けておりますので、他院で提案を受けた方もお気軽にご相談ください。

インプラントの本数を決める前に確認すべきこと

精密検査が治療計画の土台

インプラントの本数を決めるには、まず精密な検査が欠かせません。当院では以下の検査を実施した上で治療計画を立案しています。

口腔内の検査(虫歯・歯周病の状態)
残存歯の状態・咬合関係の確認
CTスキャンによる骨密度・骨量の測定
全身状態・既往歴の確認

特にCTスキャンは、骨の三次元的な形状を把握するために不可欠です。骨の量・質・神経や血管との位置関係を正確に把握することで、安全で精度の高いインプラント埋入が実現します。

サージカルガイドで精度を高める

当院では、すべてのインプラント手術においてサージカルガイドを使用しています。サージカルガイドとは、事前のシミュレーションに基づいて作製された手術用のガイド装置です。これを使用することで、計画通りの位置・角度・深さにインプラントを埋入することができます。手術という失敗が許されない場面において、リスクを最小限に抑えるための重要な取り組みです。

また、口腔外科医と歯科麻酔医がインプラント治療を管理する体制を整えており、手術専用室での施術により院内感染を最大限防止しています。手術が不安な方には静脈内鎮静法にも対応しており、眠っているうちに手術を終えることができます。

まとめ:インプラントの本数は治療計画全体で考える

インプラントの本数は、欠損本数だけで単純に決まるものではありません。骨の状態・年齢・将来のライフスタイル・他の歯との関係など、多くの要素を総合的に判断した上で、最適な本数と治療方法を選択することが大切です。

「インプラントは何本必要か」ではなく、「あなたの人生に最適な治療計画は何か」を一緒に考えることが、本当の意味での歯科医療だと思っています。お口のことでお悩みの方は、一人で抱え込まずにいつでもご相談ください。セカンドオピニオンも歓迎しております。

📍 東京都中央区八重洲1-7-20 八重洲口会館1階(東京駅八重洲北口・八重洲地下街17番街出口 目の前)
📞 03-6225-5888
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監修医師プロフィール

著者写真

北原信也(理事長)

日本大学松戸歯学部卒業
TEAM東京 ・ノブレストラティブデンタルオフィス 開業
日本大学客員教授(松戸歯学部)
昭和大学歯学部客員教授

資格・所属学会:東京SJCD、日本臨床歯科医学会 指導医、日本歯科保存学会 専門医、日本歯科審美学会 認定医、Tokyo Function and Esthetic Dentistry

※ 本記事は医療広告ガイドラインに基づき、監修のもと作成しています。治療の効果・費用・期間には個人差があります。詳細は必ず医師にご確認ください。

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