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「1本くらい抜けても、まあいいか」と思っていませんか?
実は、歯の欠損を放置することは、口の中だけの問題では済みません。隣の歯が傾き、噛み合わせが崩れ、やがて顎関節にまで影響が及ぶ——そんな連鎖が静かに、しかし確実に進行していきます。
東京駅徒歩2分のノブデンタルオフィスには、「しばらく放置していたら、気づいたら歯並びが変わっていた」とおっしゃる患者さんが少なくありません。早期に対処していれば、もっとシンプルな治療で済んだケースも多いのです。
この記事では、歯の欠損を放置することで生じるリスクと、適切な対処法について詳しく解説します。ご自身の口腔健康を守るために、ぜひ最後までお読みください。
まず、なぜ歯を失うのかを整理しておきましょう。
歯を失う原因として最も多いのが歯周病です。歯周病は、歯周病原菌が歯肉や歯槽骨などの支持組織を破壊する慢性疾患で、進行すると歯の支えを失い、最終的には抜歯に至ります。日本人の成人の約8割が罹患しているとも言われており、自覚症状が出にくいため「気づいたら重症化していた」というケースが非常に多いです。
次に多いのが重度の虫歯です。虫歯が歯髄(神経)にまで達し、さらに根の先端に膿の袋ができると、歯槽骨にまで感染が広がることがあります。そうなると歯の保存が難しくなり、抜歯を余儀なくされます。
また、外傷(事故・スポーツなど)や歯ぎしり・食いしばり(ブラキシズム)も欠損の原因になります。特に歯根に及ぶ破折は予後が悪く、抜歯が不可避となる場合もあります。

欠損した歯をそのまま放置することは、思いのほか深刻な結果を招きます。
歯が1本なくなると、隣の歯はその空間に向かって傾き始めます。
これは「挺出」と呼ばれる現象で、歯が本来あるべき位置からずれることで、噛み合わせのバランスが崩れます。噛む力が不均衡に分散されるようになり、残っている歯に過度な負担がかかります。その結果、歯の摩耗や破折、さらには歯周病を引き起こし、次々と歯を失うリスクが高まります。
噛み合わせの乱れは、食事や会話にも支障をきたします。歯並びが崩れるとブラッシングも難しくなり、虫歯や歯周病のリスクがさらに高まるという悪循環に陥ります。
歯が抜けたままでいると、歯を支えていた歯槽骨に噛む力が伝わらなくなります。
骨は刺激がなくなると萎縮していく性質があります。これを「骨吸収」と言います。骨吸収が進むと、顔の輪郭にまで変化が生じることがあります。また、将来的にインプラント治療を希望した場合、骨量が不足しているために骨移植などの追加手術が必要になるケースもあります。つまり、放置すればするほど、治療の選択肢が狭まり、費用と時間の負担が増えていくのです。
噛み合わせが乱れると、顎関節にも悪影響が及びます。
食事の際に噛む力が偏ることで、顎関節に痛みや違和感が生じることがあります。口が開けにくい、顎がカクカクするといった症状は、欠損を放置したことで生じる顎関節症のサインである可能性があります。日常生活の質を大きく下げる問題ですので、見過ごすことはできません。

歯が欠損した場合、一般的に以下の3つの治療法が選択肢となります。それぞれの特徴を正しく理解したうえで、ご自身に合った治療を選ぶことが大切です。
隣の歯にクラスプ(フック)をかけて支える、取り外し可能な補綴装置です。
欠損した歯の両隣の歯を支台歯として削り、橋をかける形で欠損部分を補う固定式の補綴装置です。
顎骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法です。
インプラント・ブリッジ・入れ歯、それぞれの特徴はこちらからご確認いただけます。
ブリッジは、シンプルに見えて実は設計が非常に重要な治療です。
ブリッジ治療の10年生存率は89.2%というエビデンスがあります。一方で、支台歯を削らなければならなかったり、咬合力が支台歯に持続的にかかるというデメリットも存在します。だからこそ、ノブデンタルオフィスでは支台歯に負荷がかからない設計と噛み合わせの調整を徹底的に重視しています。
ブリッジ治療では支台歯を削る必要がありますが、当院では歯を最小限の切削で終わらせることを重視しています。健康な歯をできるだけ残すことが、長期的な口腔健康につながると考えているからです。
「削らなければならないなら、できるだけ少なく」——この姿勢が、治療後の歯の寿命を左右します。
ブリッジをセットした後、噛み合わせの調整は欠かせません。
噛み合わせのバランスが整っていないと、支台歯に過剰な力がかかり続け、長期的に歯を傷めることになります。当院では、噛み合わせのバランスを整え、健康な歯に負担がかからないように細心の注意を払っています。保険のブリッジでも、セラミックブリッジでも、この調整を丁寧に行うことが長持ちの秘訣です。
一番奥の歯を失った場合、支台歯がないことで通常のブリッジでは安定しないことがあります。

また、連続して複数の歯が欠損している場合、延長ブリッジにすると支台歯への負担が大きくなるデメリットがあります。そのような場合に当院がご提案しているのがインプラントブリッジです。インプラントを支台歯として1本〜2本埋入するだけで、ガタつかず安定して噛めるブリッジを入れることができます。最小限の外科治療で最大限の効果を実現できる選択肢です。
ブリッジ治療は、大きく4つのステップで進みます。
残存歯質量や歯根破折など、保存に望みがない場合に抜歯を行います。抜歯後は歯肉の回復を待ちながら、次のステップに進みます。
土台となる歯(支台歯)を形成し、型取りを行ってブリッジの製作を進めます。ブリッジが完成するまでの間は仮歯をセットし、経過観察を行います。仮歯の期間中も、歯肉の形態調整などを行うことがあります。
ブリッジが完成したら、口腔内にセットします。保険のブリッジの場合は噛み合わせを調整してメンテナンスに移行します。セラミックブリッジの場合は色味や形態の確認を行い、問題がなければ噛み合わせを調整します。
ブリッジは固定式のため、磨き残しが発生しやすい構造です。セルフケアをきちんと行うだけでなく、歯科衛生士によるメンテナンスを継続的に受けることがブリッジを長持ちさせる秘訣です。歯間ブラシの使用も必須となります。定期的なメンテナンスを怠ると、虫歯が再発するリスクがあります。
ノブデンタルオフィスは、専門分野を持つ歯科医が集結した連携専門歯科治療グループ「TEAM TOKYO」の一角をなしています。
審美歯科専門のドクターだけでなく、歯肉・根管治療を専門とするドクターや矯正専門ドクターが参加し、異なる専門分野を持つ歯科医師同士による連携診療を行っています。ブリッジ治療においても、必要に応じて各専門家の知見を活かした治療計画を立案できることが、当院の大きな強みです。
「一人の歯科医師だけでは見えない視点を、チームで補い合う」-これが当院の診療スタイルです。
歯の欠損を放置することで生じるリスクを、改めて整理します。
これらのリスクは、時間が経てば経つほど深刻になります。早期に対処することが、結果的に治療の負担を小さくすることにつながります。
ノブデンタルオフィスでは、患者さん一人ひとりの状態に合わせた治療計画を丁寧に立案します。ブリッジ、インプラントブリッジ、部分入れ歯など、複数の選択肢をわかりやすくご説明したうえで、最適な治療をご提案します。セカンドオピニオンも歓迎しています。
お口のことでお悩みになられたら、一人で抱え込まずにいつでもご相談ください。
東京都中央区八重洲1-7-20 八重洲口会館1階、八重洲地下街17番街出口の目の前です。Web予約・電話予約・診療相談、いずれもお気軽にどうぞ。
診療時間:月〜土 9:30〜12:30 / 14:00〜18:30(月1回不定期で日曜16:00まで診療)
お電話:03-6225-5888
▶ ノブデンタルオフィスのブリッジ治療・欠損歯補綴について詳しくはこちら
きたはら のぶや
北原 信也

一口腔単位での診療を行うことで、審美性・機能性の双方を解決することができるだけでなく、長期的なトラブルを回避することができます。
治療とメンテナンスの両輪を回し、患者さんの健康に寄与できる存在であり続けたいと考えています。
一本の歯の治療から全身の健康づくりに大きく貢献できる素晴らしい職業が歯科医師であるが故の責任と、そこから育まれる患者さまとの信頼関係づくりです。
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